入道雲がモクモクと集まり、ぬるい風が肌を湿らせる。その雲の腹がどんより重く、かつ黒くなると、そらきた。夕立。焼けたアスファルトに落ちた雨が放つ臭い、あがった空を見上げてみれば、晴天。雲は、白々しく漂う。“くもの色”と名乗るバンドのデビュー作…
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